ニュー・オーダーのバーナード・サムナーが、新しいバンドの名前はジョニー・マーの家で観て夢中になった映画『バッド・ルーテンナント 刑事とドラッグとキリスト』（原題は『Bad Lieutenant』）から付けたと語っている。

マーとはエレクトロニックとして1990年代を通じて一緒に活動していたバーニー。2人でレコーディングをしていたとき、初めてこの映画を観たという。

「ジョニー・マーの家で一緒にエレクトロニックの曲をやっていたんだ」とバーニーはMusicradar.comに語っている。「休憩のために別の部屋に行くと、誰かが映画の『バッド・ルーテナント』を観ていた。知ってるだろ、ハーヴェイ・カイテルが完全に頭のイカれた警官の役をやってる映画さ」

この映画からは計り知れない影響を受けたとバーニーは続ける。「まったくもう、ショッキングな映画だよ！　のめりこむまでは時間がかかったけど、とんでもない作品だ。その後しばらく頭から離れなかった。何日も何週間も、それのことばかり考えていたんだ。それでタイトルが頭の片隅に残っていた。最初のうちはどうかなと思ったけど、今じゃクールな感じで気に入っているよ」

またバーニーは、バッド・ルーテナントのライブではジョイ・ディヴィジョン時代の曲を演奏する可能性を示唆している。

「僕はいまだに伝説を持ち運んでいるんだ。時代を画した2つのバンド――考えてみると重たいことだけどね。でもやっぱり演奏して、楽しい時間を過ごしたいと思っている。古い曲もやるし、新しい曲もやる。みんなにハッピーになってもらえるんじゃないかな」

バッド・ルーテナントはデビュー・アルバム『ネヴァー・クライ・アナザー・ティアー』を10月12日にリリースする。アルバムではブラーのアレックス・ジェームスがベースを弾いている。

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