1977年、21歳のジョニー・ロットンが世界を塗り替えた! セックス・ピストルズ、その反逆のルーツに迫る

1977年、21歳のジョニー・ロットンが世界を塗り替えた!  セックス・ピストルズ、その反逆のルーツに迫る

「(パンクの未来について)いつだって考えてるよ。クズのせいで悪い評判ばかりになってる。ダメにしようとしてるバンドがとにかく多い。スターになれるって、それしか見えてない奴らか、その正反対。どっちも誠実じゃない。自分がしっかりわかってりゃ、周りで何があろうと完全に無視できるんだ。俺たちはずっとそうしてきた」


欧米近代ロック界一の革命者といえば、やはりセックス・ピストルズのジョニー・ロットンだろう。今の音楽界や各種アート界で当たり前のように使われている「パンク的な〜」という表現スタイルの定義全てを確立し、以後の表現を「パンク以前」と「パンク以後」に塗り替えた先駆者。

2002年にBBCが英国民の投票で行った「100名の最も偉大な英国人」企画でシェイクスピアやニュートン、ダーウィン等、錚々たる歴史的偉人と共に名を連ねていた。

反体制、反王室etc.、前時代の常識全てにアンチの姿勢をとり、「お上に屈せず自分の頭で考えて行動しろ!」と庶民を叱咤する過激思想は保守層からの反発も激しく、MI5や警察に危険人物としてマークされるほどの迫害を受けたが、世界中のキッズからは熱い支持を得た永遠の“反逆のシンボル”。
 
このインタビューはピストルズが『勝手にしやがれ!!』を世に出す数ヶ月前(77年7月)、英ラジオ局の番組に出演した際行われたもの。当時世間を騒がせていたスキャンダルまみれのイメージとは裏腹に、若き革命者・ジョニー自身の「音楽好き」な側面に絞った会話になっている点が興味深い。(児島由紀子)



ジョニー・ロットンのインタビューは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

1977年、21歳のジョニー・ロットンが世界を塗り替えた!  セックス・ピストルズ、その反逆のルーツに迫る - 『rockin'on』2021年8月号『rockin'on』2021年8月号

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