昨年10月に65歳で亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンと長年にわたって確執があったことで知られるサミー・ヘイガーが、米ラジオ局KLOSの番組に出演し、エディと和解に至った過程と最後の会話について明かした。
「LOUDWIRE」によると、サミーはエディと仲直りしたいと思っていたが、連絡を取ってエディから冷たく反応されることが心配で、まずはエディの兄アレックス・ヴァン・ヘイレンと連絡を取り、少し希望を見い出したという。
そんなサミーに、最終的にエディの電話番号を教えたのはコメディアンのジョージ・ロペスで、サミーはジョージに、「これがエディの番号だ。彼と話したばかりだけど、彼は君のことが大好きだよ」と言われたそうだ。サミーはその後も和解への道について話を続けている。
「それで俺が、『そうか。わかった』と言ってエディに電話をしたんだ。そしたらエディが、『何で、(連絡を取るのに)そんなに時間かかったんだ?』って言うから、俺が『アル(アレックス)や、いろんな奴に電話をしたんだけどね』って伝えたら、エディが『で、俺には電話しなかったんだ』と言うから、『今、電話してるじゃないか』って言って、お互いに吹き出して笑ったんだ」
しかし、5ヶ月ほどエディとやり取りした後に連絡が途絶えたため、サミーがエディに「どうしたんだ? もう俺に構ってくれないのか?」と訊いたら、エディから「入院してるんだ」と返事が来て、それがエディとの最後のやり取りだったと明かしていた。
続けてサミーは、エディと仲直りできないままだったら、そのことを一生後悔していただろうとも語っている。
「もし、和解せずにエディが亡くなっていたら、俺はそのことを永遠に考えていただろう。その後悔を自分の墓に持って行っただろうし、そうなっていたら最悪だった。エディも俺もそうならずに済んで嬉しかったし、それは大きな意味があるよ」
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