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    ずっと真夜中でいいのに。が令和の音楽シーンの扉を開く

    ずっと真夜中でいいのに。が令和の音楽シーンの扉を開く
    1月にSHIBUYA CLUB QUATTROで、ずっと真夜中でいいのに。の初ワンマンを観て衝撃を受け、僕は「平成最後に登場した超重要アーティストとして、ダイナミックな活動でどんどん多くの人にその感覚を生々しく伝えていくに違いない」と書いたのだが今日、Shibuya O-EASTのツアーファイナルを観て、改めてぶっ飛ばされた。
    令和の音楽シーンに、ずっと真夜中でいいのに。がいる、ということが大きな希望に思えてならない、そう思った。

    まあいろいろ問題が山積みなのはたぶんみんな一緒で。
    でもたとえば、ずっと真夜中でいいのに。が音楽で生み出すような切実なフィクションをみんなで共有しながらこねくり回して遊ぶことで、それぞれが明日に繋がる何かを見つけていくと、いつのまにか現実も姿を変えていく。
    意外に人類ってそういう風に進歩してきたとこあるし、それが恐いくらいぐんぐん加速している気がする。

    途中、ACAねはMCで「今、歌いながらずっと夢見てるような感じだった」と言っていたが、全く同じように感じながら僕はライブを観ていた。
    それぐらい濃厚で虚構なのに現実を超えた現実感のあるパフォーマンスだった。
    新たなリリースとライブも発表され、いよいよ新しい音楽の時代の始まりだ。(古河晋)
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