『ボヘミアン・ラプソディ』に主演したラミ・マレックが、同映画の監督ブライアン・シンガーにかけられている性的暴行疑惑について口を開いたようだ。
シンガー監督は過去にも複数名から性的暴行の告発を受けた過去があるが、今回は「The Atlantic」の記事を通し4名が被害を告発。同誌は、この疑惑を1年に渡って調査したという。
そして「NME」によると、この度マレックはサンタバーバラ国際映画祭で「The Hollywood Reporter」の取材に対し、この件について次のように話していたという。
僕が聞き及んでいるようなことや、実際に起こっていることで苦しんでいる人たちに心から同情します。
こんなことが起こるなんて本当にひどいことだし、驚くべきことです。彼らの心情を察すると、どんなに辛かっただろうと思います。#MeToo時代に照らし合わせて考えると、こんなことが存在するなんてゾッとします。
さらにマレックは『ボヘミアン・ラプソディ』撮影中の、監督と彼自身の経験について次のように語ったということだ。
僕はここで、誰もが声を上げる権利があり、ブライアンと何があったか話したい人は誰でも、その声を聞いてもらう権利があるということを話しました。
そしてブライアンと僕自身の場合については、愉快なものではありませんでした、まったく。今の時点で僕が言えるのはそれだけです。
なおこの件については、クイーンのブライアン・メイがブライアン・シンガーを擁護しているように見える投稿をInstagramにアップしたことでファンからの非難を受け、のちに謝罪のコメントを発表するという事態も起こっていた。