優勝当時は高校生だったニトロデイは、「偉そうなことを言えないので……一緒にがんばっていきましょう」と小室ぺいがコメント。さらに、メンバー脱退を経た新体制でライブに臨んだthe quiet roomは、「ライバルだと思ってるので、次に会ったときは全力でぶつかり合いましょう」と、菊池遼が後輩たちに熱い激励の言葉を贈った。ひときわ会場の空気がピンと張りつめるなかで発表された優勝アーティストは、シロとクロ、Seven Billion Dots、the paddles、ひかりのなかにの4組。
昨年のリベンジを果たして「泣きそうです」と喜びを口にしたシロとクロ、落ち着いた表情で両親やお客さんへの感謝を伝えたSeven Billion Dots、「スゴいことになったなあと思います」と初々しいコメントを残した現役高校生バンドひかりのなかに、最後に名前を呼ばれて「もうダメだと思ってた……」と興奮を隠せない様子だったthe paddles。全員がそれまでの緊張感から解放された、ほっとした表情で優勝トロフィーを受け取っていた。惜しくも優勝を逃したアーティストも、今回は、本当に素晴らしい表現の可能性を感じさせるアーティストばかりだった。大切なのは、入賞したこと、優勝したこと、ではなく、この場所から何を成し遂げていくかだ。このRO JACKをきっかけにして、彼らには、この先の音楽シーンをもっともっと面白いものにしてほしいと思う。(秦理絵)