今年『バック・トゥ・ブラック』で日本デビューを果たしたエイミー・ワインハウス。彼女にとってセカンド・アルバムとなる同アルバムが、2007年にイギリスで最も売れたアルバム（Biggest-Selling Album of 2007）に認定された。イギリス国内だけで180万枚以上のセールスを記録した『バック・トゥ・ブラック』。同作はセールスのみならず、評価も高く、様々なメディアが独自に選出する2007年の年間ベスト・アルバム選にも多数登場。『TIME』誌の年間アルバム・ベストで１位、『Billboard』の評論家投票で３位、『SPIN』誌では７位にランク・インするなどしている。

一方で、11月に行われた英国ツアーではお粗末なパフォーマンスを行い観客からブーイングを浴びるなど、ライヴやTV番組のドタキャン／入院／夫の逮捕／挙動不審／薬物依存問題など、ゴシップ的な話題が絶えることがなかった。エルトン・ジョン、ミック・ジャガー、プリンス、ジェイ・Z、ベックなど錚々たるミュージシャンからも賛辞を贈られる実力の持ち主なだけに、来年こそは彼女がその才能を存分に活かせるような状況になることを願うばかりです。