昨年7月にメンバーのチェスター・ベニントンを失ったリンキン・パークのマイク・シノダが米ラジオ番組に出演した際、カート・コバーンを失ったデイヴ・グロールを見てとても励みになったと語っていたことが分かった。
「NME」によれば、米FMラジオ局「ALT 98.7」の番組に出演したマイクは、ここ数ヶ月、自身と同じ様に何かを失った経験のある友人たちに話を聞かせてもらってきたという。
それにより、マイクは「(友人たちが)いろんな側面を乗り越えてきたんだなってわかると、本当にまるで心の持ちようが変わってくるものなんだ」と語り、いま自分自身が前向きな気持ちでいると説明した。
さらに、マイクは同じ悩みを持つ人について、以下のように語った。
ぼくは心が折れないような人間では、まるでないということが嫌というほどわかったし、この先ぼくの判断が間違うこともあるのはわかってる。ぼくは間違うこともあるだろうけど、でもやっぱりそれはしようがないことなんだ。
その道を辿りながら、どう対処したらいいのかその時々で悩んでいくことができれば、コミュニティーとしてひとつになれるんだと思うんだよ。
さらに、マイクはニルヴァーナのカート・コバーンが自殺した後、フー・ファイターズを結成したデイヴ・グロールについて次のように語っている。
自分もいつか(大切な人を失った)向こう側に行きたいし、それをしっかりやれている人物として思い浮かぶのはニルヴァーナのデイヴ・グロールなんだ。また音楽を始めて、自分から立ち上がり、なにもないところからフー・ファイターズを結成したところがね。
それを実際に見てきたから、自分にもああいうことがきっと出来るはずだって、やる気が湧いてくるんだよね。
なお、6月15日(金)にフル・アルバム『ポスト・トラウマティック』のリリースを控えるマイク・シノダは、8月には「SUMMER SONIC 2018」にソロとして出演することが決定している。