デイヴ・グロール、フーファイでボーカルに転身した理由を語る。ドラマーの自分は「ニルヴァーナを思い出してしまう」

デイヴ・グロール、フーファイでボーカルに転身した理由を語る。ドラマーの自分は「ニルヴァーナを思い出してしまう」

デイヴ・グロールが「TeamRock」のインタビューに答え、ニルヴァーナの解散後にドラマーからフロントマンに転身した理由について語っている。

デイヴが25歳の時にカート・コバーンが亡くなり活動停止を余儀なくされたニルヴァーナだが、デイヴは当時、ドラマーとしての自身によって「ニルヴァーナを思い出してしまう」ため違う形で音楽活動を続けることにしたのだと以下のように語った。

ニルヴァーナのあと、はたして自分が何をしたらいいやら分からなかった。3、4個のバンドからドラマーとして加入のオファーはされたけど、自分がドラマーとして活動するっていうのは想像がつかなかったんだ。ニルヴァーナを思い出してしまうからね。

ドラム・セットの前に座るたびに、ニルヴァーナのことを考えてしまうんだ。それに、ドラマーの俺を見てる人たちも同じくニルヴァーナを思い出すだろうしね。

だから、一体何をやったらいいんだ? って考えてたんだ。そもそも音楽を続けるべき? とも考えた。分からなかったんだよ。だから、その時が来たな、何か違うことを始めるべき時が来たなと思った。本当の人生はここから始まるんだなって。

だって、18歳の時からずっとバンドでツアーをやり続けて、色々な場所も見たし、結果的にデカいバンド(ニルヴァーナ)にも入ることもできたからね。


そして、ポリスのドラマーで、クラーク・ケント名義のもとシンガーとしても活動するスチュワート・コープランドのソロ楽曲を聴き、「これが自分のやりたいことなんだ」と感じたのだという。

ニルヴァーナに在籍していた時から書き溜めていた楽曲があったため、それをデトロイトのインディー・レーベルからリリース、この音源をきっかけにさまざまな大手レーベルから声がかかり、最終的にキャピトル・レコードと契約することとなる。

そしてデイヴは1995年に『フー・ファイターズ』をリリース。フー・ファイターズはその後、メンバーの加入と脱退を繰り返しながら現在の編成に至っている。

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