再結成ツアー「Shiny And Oh So Bright」の開催を発表したスマッシング・パンプキンズだが、今回の再結成への不参加が正式に明らかになった元ベーシストのダーシー・レッキーが再結成ツアーの発表前に「Alternative Nation」のインタビューに応じ、バンドが今週前半に発表した声明の内容を否定した他、自身とビリー・コーガンとの関係性についても語っていた。
ダーシーはバンドの再結成が噂されている間、「BlastEcho」に対し「（私を含んだ形での）再結成は実現しません」、そして「バンドは別のベーシストとやっていくと決めたと、昨日知ったばかり」といった主旨の発言をしていた。
これに対しバンド側が、ダーシーには「何度も」バンド参加へのオファーを行ってきたこと、そのオファーへの返答を「先延ばし」にしたのはダーシーの方なのだとの声明を発表。
これを受け、ダーシーは同インタビューの中でこの声明が「完全なる嘘っぱちよ。彼（ビリー）が私を何かに誘ってくれたことなんてただの一度もない」と、その内容を完全否定した。
また一方で、ビリーがソロでのツアーを行っていた時の出来事についても以下のように語っている。
正直に言うと、少し傷ついたことがあったのよ。（ビリーが）ソロでアルバムを出してツアーをやった時、その情報を教えてくれなかったの。
メールで「一体今どこにいるの？」って聞いたら「ああ、今はニューヨークだよ。ツアーを始めたところ」って返ってきて。「（具体的には）どこにいるの？」って聞いたんだけど、（しばらくしてから）「ああ、ツアーは終わった。残念だったね」なんて返事が来たわ。
彼は、誰かが自分の近くにいられることは特別なことだとでも思ってるのよ。だから彼は私に情報を共有してくれないし、そもそも私には（再結成に）誘われる権利もなかったっていうことなのね。
ダーシーは他にもバンド在籍時のエピソードを回想し、ジェームス・イハについても以下のように言及している。
彼（ビリー）が癇癪を起こして、私がそれを笑ったりしてたのよ。そしたらジェームス（・イハ）が「ビリーのことを笑うなよ！」っていうの。なんで？ 誰か死んだ人がビリーを神みたいに崇めてたわけ？ って思ってた。
（中略）まあ色々あって、ビリーは私のことをクビにして、ジェームスは向こうについてったってわけ。その理由も、私がそうしてほしいと思ってたからだって言ってた。ああもう、もっと男らしくなりなさいよって感じだったわ。
なお、スマッシング・パンプキンズは公式サイトにて7月12日から再結成ツアーを行うことを発表。本記事執筆時点で9月7日までの日程が発表されており、ツアーメンバーはビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレン、ジェフ・シュローダーの4人であることが明らかになっている。
また、発表にあたって告知映像も公開されている。
再結成ツアー「Shiny And Oh So Bright」の詳細は、バンドの公式サイトで確認することができる。
