ニュー・アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』がいよいよ本日、11月22日に日本先行リリースとなったノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、ノエル・ギャラガーの日本独自インタビューの映像が到着。
この新作で「自分のレベルがピークに達した」というノエルはインタビューの中で、過去2作と違い「アコースティック・ギターを一切弾いていない」などの制作秘話を語っている他、収録曲“If Love Is the Law”に参加したジョニー・マーについても「今回もまた」素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと賞賛の言葉を贈っている。
また、本作のプロデューサーに迎えたデヴィッド・ホルムズとの仕事はこれまでと大きく違っていたようで、はじめは「何が起こっているのか、さっぱり分からなかった」のだとか。しかし自身が長い間ファンだったというホルムズとの制作は、結果的に「クリエイティブな旋風の中にいるようなもの」になったのだと語っている。
30分弱のインタビュー映像の中には、一連の英テロ事件から頻繁に歌われている“Don’t Look Back In Anger”に対し「テロ事件がなければあの曲はそのままの姿だった」とある種の悲しみを抱いていると明かす場面も。
そして映像には収録されていないものの、ノエルはこの他にもデーモン・アルバーンについても言及。ゴリラズの最新作『ヒューマンズ』収録の“We Got the Power”に参加したことも話題になっていたノエルだが、「実は彼に本作でプレイしてもらいたかったんだけれど、彼にはその時間がなかった」と、デーモン・アルバーンが『フー・ビルト・ザ・ムーン?』に参加する可能性があったことも明かしていたようだ。
さらには来日についても「俺次第なのだとしたら、日本には今すぐにでも行きたいよ」と発言したノエルは、「世界中で一番お気に入り」という日本への思いも以下のように語っている。
日本での滞在はいつも楽しいんだ。時差ボケでとても疲れているということはあるが、行くのをとても楽しみにしている。それがなぜなのかを説明することはできないんだ。
長い道のりだし、誰からも常にサインを求められて追いかけられ、面倒くさいんだが、そういうのをすべてひっくるめても、世界中で一番お気に入りの場所なんだ。
「太った人たちばかり」というヨーロッパに比べて「俺のサイズの服があるから」日本を気に入っているというノエルは、「是非やりたいのは、俺の子どもたちを連れて行くこと」とも発言。
息子ソニーに「お父さん、日本人は何を求めているの?」と「深い」質問を投げかけられたというノエルは「分からないよ。分からないけれど、次に行った時に調べて、教えるよ」と答えたのだといい、日本のファンに対して以下のようなコメントも残していたようだ。
日本のファンのみんな、俺が次に日本に行った時、何が欲しいのか教えてくれ。俺から、というのではなく、一般的にね。何を求めているんだい?何が欲しいんだ?
はたして、私たち日本人は「何を求めているのか」ーー今年7歳の誕生日を迎えたソニーの疑問への答えを探りつつ、『フー・ビルト・ザ・ムーン?』を引っ提げたノエルの来日を楽しみに待ちたい。
『フー・ビルト・ザ・ムーン?』の詳細は以下。
●リリース情報
『フー・ビルト・ザ・ムーン?』
国内盤CD: 全13曲
2017年11月22日(水)日本先行発売
国内盤ボーナス・トラック収録(初回限定盤・通常盤共通)
歌詞・対訳・解説付
◯初回生産限定盤(CD+DVD)
価格:3400円+税
ハードカバー・ブックレット+3方背ボックス仕様
◯通常盤(1CD)
価格:2200円+税
紙ジャケット仕様
●トラックリスト
1. Fort Knox
2. Holy Mountain
3. Keep On Reaching
4. It's A Beautiful World
5. She Taught Me How To Fly
6. Be Careful What You Wish For
7. Black & White Sunshine
8. Interlude (Wednesday Part 1)
9. If Love Is The Law
10. The Man Who Built The Moon
11. End Credits (Wednesday Part 2)
12. Dead In The Water (Live at RTÉ 2FM Studios, Dublin) ※世界ボーナス・トラック
13. God Help Us All ※国内盤CDボーナス・トラック