10月6日にソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』をリリースするリアム・ギャラガーだが、キャリア初となるソロとしての活動について語っている。
英カルチャー誌「Huck Magazine」のインタビューに答えたリアムは、ソロとして活動することで危険な賭けに出ているような気分になるのでは、という質問に対し、次のように答えている。
そもそも、俺のことが嫌いな奴はどんなことをしてもいるもんなんだよ。『あのクソ野郎、失せろ』って感じでね。俺はそういうのとも付き合えるタチなんだ、もともと何でもおおっぴらにしてる人間だからな。
評論家の中には新作を気に入ってくれる連中もいるだろうし、何があってもただこきおろすだけっていう連中もいるだろうね。でも、どうでもいいんだよ、そんなこと。ファンが気に入ってくれる限り、また新作を作ってくだけさ。ただ、ファンに気に入ってもらえないんじゃやる意味ないよな。
ビーディ・アイの作品についてはさ、みんなにもちゃんと聴いてもらえなかったのか、あるいはどういうわけだかうまく伝わらなかったよな。オアシスの解散から時期が近過ぎたのがよくなかったのかもしれないし、ラインナップが似過ぎていたのがいけなかったのかもしれない。それか、単純に気に入ってもらえなかっただけかも。でも、みんな今度の新作に対しては違った反応をしてくれると思うぜ。
まあ、今の質問が、ソロでの活動に対してピリピリしてますか? ってことなら、それは1ミリもねえな。今の俺は自信の塊だぜ。他の誰が何を言おうと知ったこっちゃないね。良いアルバムに違いないからな。
Liam Gallagher - For What It's Worth
また、自分のキャリアがこれで終わってしまったと思った瞬間はあるか、という質問には以下のように答えている。
あるね。ビーディ・アイが解散した時、そのまま音楽活動をお釈迦にすることもできたんだ。「もうどうすんだよ、クソ面倒なことが頭ん中でわんさか渦巻いてるし。バンドもねえし。これから新しいバンドを集めるなんて無理だし」って感じだったね。
実際、俺は新しくバンドを始めるなんてことやったことないからな。俺は過去にザ・レインに参加したことがあるだけで、これはダチ連中がやってたバンドだったんだよ。20年前くらいにね。それがそのままオアシスになったわけだからさ。ビーディ・アイもオアシスそのものだったから、一からバンド・メンバーを歩いて探し回ることになるのかと思って、俺もさすがにビビったね。
で、考えたんだよ。『ほんとに俺、リアム・ギャラガーとしてソロでやっていきたいのか? それでつきまとってくるクソみたいに煩わしいことにも耐えられるのか? 今はこのまま一線から遠ざかって何にもしないでいるべきなんじゃないか? 』ってね。で、そうこうしてるうちに、なんか退屈になってきちゃったんだよな。
Liam Gallagher - Chinatown