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    【もう一度フジロック】ゴリラズ、QOTSA、グループ魂などが出演した28日(金)を振り返る

    【もう一度フジロック】ゴリラズ、QOTSA、グループ魂などが出演した28日(金)を振り返る

    2017年7月28日(金)~7月30日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催された「FUJI ROCK FESTIVAL '17」、今年も話題のアーティストが多数出演し、参加した方もそうでない方も何が起こるのか胸踊らせた3日間だったはずだ。

    そんな「FUJI ROCK FESTIVAL '17」の速報として渋谷陽一の「社長はつらいよ」と山崎洋一郎の「総編集長日記」でお届けしたブログを3日間に分け、何が起こったのか振り返っていきたい。

    まずはゴリラズがヘッドライナーを務めた1日目からどうぞ。


    グループ魂

    グリーン・ステージのトップはグループ魂。意外にもフジロック初登場。
    恒例のMCで「女とはフジロックである。何故ならなかなかやらせてくれないから。」 と笑いをとっていたが、いきなり初登場でグリーン・ステージをホームグラウンドのように盛り上げたのはさすが。 この写真は今年ロック・イン・ジャパンに参加出来ずにすいませんというポーズをお願いしたら、してくれたところ。
    グリーン・ステージのトップはグループ魂。意外にもフジロック初登場。

    DE DE MOUSE

    DE DE MOUSEをフジロックで観る
    けしてハードすぎず、かといってユルくもない、デデマウスにしか出せない人力デジタル・グルーヴが気持ちいい。 今年の洋楽・邦楽のまじり具合はとてもいいな。 もう少し観たいけどラグンボーン・マンを観るために移動。
    DE DE MOUSEをフジロックで観る

    ラグンボーン・マン

    ラグンボーン・マンの歌声、フジロックのグリーン・ステージに響く
    最初に「ヒューマン」のMVを見たとき、歌の素晴らしさにも驚いたがルックスのインパクトもかなりのものだった。髭もじゃの顔、タトゥーに巨漢というまるでギャングのような彼が歌うエモーショナルなソウルナンバー、そのミスマッチ感が印象的だった。 でも結果論ではあるが、そのルックスが彼を成功に導いた。 ス…
    ラグンボーン・マンの歌声、フジロックのグリーン・ステージに響く

    ラグンボーン・マンをフジロックで観る
    2メートルの巨体にふさわしい歌声のデカさ。そしてその歌声の素晴らしさも超メガ級だ。 一曲の中でソウル、ブルース、ラップのスタイルを使い分け、これまでなかった新しいスタンダードを生み出している。 苗場に轟く「ヒューマン」の歌声は圧巻だった。 アデル、サム・スミス、エド・シーラン、そしてこの…
    ラグンボーン・マンをフジロックで観る

    エデン

    雨のフジロック、レッドマーキーでエデンを観る
    映像を含め、とても若々しいパフォーマンスが爽快だった。スピード感が気持ちいい。
    雨のフジロック、レッドマーキーでエデンを観る

    EDENをフジロックで観る
    仁王立ちでエレキギターをかき鳴らしながら独自のエレクトロ/EDMをクリエイトするEDEN。 アイルランドのダブリン出身だからか、北欧やアメリカの享楽的なサウンドではなくて、どこかストイックでカッティングエッジな感触。 LORDEが好きだという「sex」がめちゃくちゃかっこよかった。 雨が…
    EDENをフジロックで観る

    ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA

    フジロック、ルート17・ロックンロール・オーケストラに参戦のチャボ
    雨の中でスタートしたステージ、チャボが歌い出すと雨があがっていった。凄い。
    フジロック、ルート17・ロックンロール・オーケストラに参戦のチャボ

    ギャラント

    ギャラントをフジロックで観る
    思い切り80年代のブラコン(知ってる?)の世界観を感じさせながら2010年代の高性能R&Bとして成立しているのが素晴らしい。 日本語がとても上手く驚いた。「雨の中、来ていただいてありがとう」というMCが受けていた。「いただいて」はなかなか言えない。
    ギャラントをフジロックで観る

    ギャラントをフジロックで観る
    とにかく歌が異常に上手い。なぜか日本語も上手い。 若くてキャラクターも明るくて、すぐに観客を自分のペースに巻き込んでいた。 80'sブラックコンテンポラリーをベースにしたR&Bで、ポスト・ダブステップ系の今風のR&Bシンガーよりもオーセンティック。 アーティスト、というよりもシンガーだ。…
    ギャラントをフジロックで観る

    RADWIMPS

    RADWIMPSからthe HIATUSへ。雨が上がったフジロック、熱いです
    RADWIMPS、初のフジロック。 2曲目で前前前世というかっ飛ばしっぷり。 これまで客として観に来ていたフジロックに出演している興奮が歌と演奏にこもっているのがあからさま。 硬・軟、早いのゆっくりの、古いの新しいの取り混ぜながらどんどん進んでいく。 夏の終わりを歌ったセプテンバーさんが苗…
    RADWIMPSからthe HIATUSへ。雨が上がったフジロック、熱いです

    the HIATUS

    フジロックのthe HIATUS、メンバーみんな大満足そうだった
    途中からしか観れなかったが、かなり異色のセットリストで、新鮮だった。 きっとフジロック仕様なのだろう。 ポジティブで陽性のヴァイヴが宿ってからのハイエイタスがフジロックに出るのはこれが初めてだ。 ステージ上のメンバー、そしてステージを降りてからのメンバーもすごく楽しそうだ。 苗場は…
    フジロックのthe HIATUS、メンバーみんな大満足そうだった

    ファーザー・ジョン・ミスティ

    雨上がりのフジロックでファーザー・ジョン・ミスティを観る
    雨がすっかり上がったフジロック。その中でも緑の多いフィールド・オブ・ヘブン、しかも夕暮れ時にファーザー・ジョン・ミスティを聞くという、まさに天国体験が出来るのがフジロックの魅力。 アルバムよりライブの方がエンターテイメント度が高く、聞き手の欲望に寄り添ってくれる。グッドメロディー、グッドヴォイス…
    雨上がりのフジロックでファーザー・ジョン・ミスティを観る

    ファーザー・ジョン・ミスティ
    ほとんどCD通りのアレンジ、演奏。その再現性の高さに嬉しくなる。 これぞバンド・サウンドのオーガニックなコクと味わい。 そしてもちろんJ.ティルマンの歌声はどこまでも滋味深い。 ピュア・コメディももちろん、歌詞のシリアスな批評性が、森の中のフィールド・オブ・ヘブンの空気の中で肯定性を帯び…
    ファーザー・ジョン・ミスティ

    キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメン

    キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンをフジロックで観る
    こんなにもUKロックらしいUKロックが今年のフジに鳴るのはこれが初っ端じゃないかな。 これでもかという勢いで突っ走るボトルメン節。 客の拳が上がる。シンガロングが起きる。 永遠に青臭い、胸を掻きむしるような歌メロがフジのまったりムードをつんざくのはなかなか痛快だった。 行け!ボトルメン!
    キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンをフジロックで観る

    ザ・エックス・エックス

    フジロックでザ・エックス・エックスを観る
    とてもストイックで、とてもエモーショナルなステージだった。 去年のライブハウスPITの時よりシンプルなステージングといっていいくらいだったが、とてもスケール感があり感動的だった。 ロミーがギターの弾き語りで証明してみせてくれたが、このバンドのエモーションの源泉は歌とメロディーである。 そして…
    フジロックでザ・エックス・エックスを観る

    The xxをフジロックで観た!
    3度目のフジロックだ。 今のThe xxは凄いという話は聞いていたが、思っていた以上に凄い。 一言で言うと、オリジナリティーと画期性に満ちた彼らの音楽にふさわしいスケールの、オリジナルで画期的なライブになっているのだ。 前のように、音楽はすごいけどステージ上はストイック、というのではなく…
    The xxをフジロックで観た!

    サンファ

    フジロックでサンファを観る
    洗練されたメロディー、素晴らしい歌唱力、文学的な歌詞、常に実験的であろうとする姿勢、そうしたことで注目を集めるサンファ。とても楽しみにしていたステージだった。 その期待にしっかり応えてくれるパフォーマンスを見せてくれた。そして想像以上に熱いソウル・ショウでもあった。最後は凄い盛り上がりだった。
    フジロックでサンファを観る

    SAMPHAをフジロックで3曲だけ観た
    もうすっかり聴き馴染んだアルバムでの音と声が「蕾」でしかないと感じられるぐらい、SAMPHAのライブはいい。 西のジェイムス・ブレイクと呼べるようなアブストラクトなベース・ミュージックも、最新のコンシャスなR&Bも、大きな体を大きく動かしながら花を咲かせていた。 そして歌声の素晴らしさ。 …

    クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ

    クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジをフジロックで観た
    今年のフジロックは洋楽はロック・バンドが少ない。 去年もそうだった。 フジだけではなく、サマソニもそうだ。 最近の傾向である。ロック・バンドは流行らない。 だが、もうこの音を浴びたらもう3日分満足である。 ロックのエキスというか原液というか、そんな音が一曲目からラストまで、ドクドクと…
    クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジをフジロックで観た

    ゴリラズ

    フジロックでゴリラズを観る
    エネルギーが爆発する凄いテンションのライブだった。あのスクリーンの後ろで演奏するステージしか観たことがなかったので、かなりのインパクトだった。 しばらく前から現在のようなライブスタイルになっているので、今回のフジロックのステージがその中でどうなのかは正確に位置付けられないが、とてもデーモンの熱い…
    フジロックでゴリラズを観る

    ゴリラズをフジロックで観た
    超ストロングスタイルのライブだった。 最初の頃はステージの前にスクリーンを置いてメンバーが見えないライブだったし、その後はゲスト・ヴォーカリストをメインにフィーチャーしてメンバーは後ろの暗がりで演奏しているというライブだった。 でも今のゴリラズは、例えば今日のフジロックで観たどのアクトよりも真…
    ゴリラズをフジロックで観た



    2日目、3日目のまとめは明日、明後日と順次更新予定、「FUJI ROCK FESTIVAL '17」の余韻を楽しみながらぜひご覧ください。

    また、rockinon.com編集部による3日間の各日に何が起きていたのかをまとめたレポート記事も近日中にアップしますのでお楽しみに!
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