『アンテナラスト』、『ヒトリセカイ×ヒトリズム』に続く、人生と魂の三部作最終章とも言うべきこの作品で、彼らは何と向き合い、何を歌っているのか。
TAKUMAがそのすべてを語ったインタビューが、発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』8月号に掲載されている。
「自分のなかからスッと出てくるものを作って、『とにかくこれを届けて伝えるんだ』と。で、やっていくうちに、それが届く場合も届かへん場合もあると思ったんですよね。それでも気持ちを込めて一生懸命届けるという」
「『明日死ぬことが決定しました、最後に2、3曲作ってください』って言われたらもっと完璧に作りたいけど。でも『明日死にます』って言われて作るとしたらこんな感じなんですよね(笑)」
「今現在、ほんとに苦しいことはたくさんあって、無力さを感じる場面が毎日のなかにほんとにたくさんあって、どこにいてもそういうことだらけなんですよね。でも、それがあるおかげで『音楽ってこれやな』って思わしてもらえてる」
10-FEETの生き様でしか生まれ得ない言葉とメロディだけで作られた渾身のシングル。なぜここまで優しく、穏やかでありながら、力強く胸に響くのか。その理由がわかる必見のテキストとなっている。