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    帰ってきた、ダークで挑発的なスウェード。なぜ、今再びブレットは闇を歌うのか

    • 帰ってきた、ダークで挑発的なスウェード。なぜ、今再びブレットは闇を歌うのか - 『rockin’on』2016年2月号 スウェードインタヴュー掲載

      『rockin’on』2016年2月号 スウェードインタヴュー掲載

    • 帰ってきた、ダークで挑発的なスウェード。なぜ、今再びブレットは闇を歌うのか - 『rockin’on』2016年2月号 スウェードインタヴュー掲載
    • 帰ってきた、ダークで挑発的なスウェード。なぜ、今再びブレットは闇を歌うのか - スウェード『Night Thoughts / 夜の瞑想』2016年1月22日(金)発売
    • 帰ってきた、ダークで挑発的なスウェード。なぜ、今再びブレットは闇を歌うのか - 『rockin’on』2016年2月号 発売中

    2016年1月22日(金)に、再結成後2作目となる『Night Thoughts/夜の瞑想』をリリースするスウェード。ブレット・アンダーソン(Vo)とマット・オスマン(B)が、今作の制作について語ったインタヴューが現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載されている。

    一人の男が自らの半生を語るというストーリー仕立てで描かれたコンセプト作である今作。なぜこのような形の作品を作ろうと思ったのか訊かれ、ブレットは以下のように答えている。

    「メインストリームに逆らうようなアルバムを創るのは僕らにとっても一つのギャンブルだったんだよね。今作は全体的にダークなトーンで統一された長編小説みたいな作風だし、今流行りの“耳馴染みのいいポップ寄りサウンド”でもない。1曲ずつダウンロードして細切れに聴く今の使い捨てポップ・ソングとは違うリスニング体験を想定して創ったアルバムなんだ」

    今作の歌詞には殺人事件や交通事故、自殺、墓地など「死」を思わせるフレーズが多数登場する。その事について問われたブレットは、子どもの頃から小説を読んでいても主役より悪役に魅力を感じてしまっていた自身の性格のせいだろう、と前置きした上で、以下のように語った。

    「ありもしない絵空事を描いた歌を書くアーティストは昔からメインストリームに腐るほどいるけど、スウェードがやろうとしてきたのはそれとは真逆のことなんだ。スウェードの表現自体がメインストリーム・カルチャーの絵空事すべてに対するカウンターとして始まったわけだから。でも僕らはメインストリームなポップ・フィールドで他のアーティストと競うことを意識しすぎて自分達の本質からどんどん離れていって、活動休止を決心した頃はバンドの存続意義さえ僕自身の中であやふやなものになってたんだよ。だから冷却期間を経て再始動した後の今、そういう自分達のアウトサイダー的資質をここで改めて問い直しておくことは僕らにとっても凄く重要なことだと思ったんだ」

    ●リリース情報
    スウェード『Night Thoughts / 夜の瞑想』
    発売日:2016年1月22日(金)
    【Deluxe Edition盤】WPZR-30692/3 | CD+DVD(豪華24Pブックレット付属) | ¥3,124(本体)+税
    【通常盤】WPCR-17012 | ¥2,457(本体)+税

    <CD>
    1. When You Are Young / ウェン・ユー・アー・ヤング
    2. Outsiders / アウトサイダーズ
    3. No Tomorrow / ノー・トゥモロウ
    4. Pale Snow / ペイル・スノウ
    5. I Don't Know How To Reach You / アイ・ドント・ノウ・ハウ・トゥー・リーチ・ユー
    6. What I'm Trying To Tell You / ワット・アイム・トライング・トゥー・テル・ユー
    7. Tightrope / タイトロープ
    8. Learning To Be / ラーニング・トゥ・ビー
    9. Like Kids / ライク・キッズ
    10. I Can't Give Her What She Wants / アイ・キャント・ギブ・ハー・ワット・シー・ウォンツ
    11. When You Were Young / ウェン・ユー・ワー・ヤング
    12. The Fur & The Feathers / ザ・ファー・アンド・ザ・フェザーズ

    <DVD(Deluxe Edition盤のみ収録)>
    Night Thoughts full length movie / 「夜の瞑想」フィーチャー・ムービー

    『ロッキング・オン』2月号の詳細はこちらから。
    http://ro69.jp/product/magazine/detail/136221
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