本国アメリカでもまだほとんど無名ながら、2007年のSXSWで話題をかっさらった、アリゾナ出身の４人組ギター・バンド、ブラックマーケット。

グリーン・デイのビリー・ジョーが運営するレーベル＜Adeline Records＞が送り出す強力新人ブラックマーケットは11月７日にEP「ブラックマーケット EP」でデビューを果たす。同EPはレディオヘッドや、ピクシーズ、ダイナソーJr.の作品を手がけたショーン・スレイドとマシュー・エラード（ウィーザー、エリオット・スミス、コンヴァージなど）と組みレコーディングを行った。2005年から活動をスタートしたバンドの集大成とも言える内容になっており、フレッシュさと新人らしからぬ成熟が同居している。ビートルズからエリオット・スミス、デヴィッド・ボウイやレディオヘッドなどから大きな影響を受けている、という彼らの生み出すサウンドは、煽動的でありながらも、起伏に富んだ豊かな表情と深みを持っている。そこから溢れ出る疾走感には、昨今のエモ・バンドの醸すエモーションとはまた別種のグルーヴを感じ取れるだろう。

『rockin’on』では、ブラックマーケットの魅力をいち早く皆様の耳にお届けするべく、10月１日発売の11月号に封入の『rockin’on CD』にて、EPからの先行配信楽曲“マジック・トリックス”を収録。また“マジック・トリックス”は10月１日に着うたフル（R）の配信もスタートしている（上記QRコード参照）。とにかく、いち早いチェックをお勧めします！！