今年デビュー40周年を迎え、通算17作目となるニュー・アルバム『贖罪の化身』をリリースしたジューダス・プリースト。8月1日(金)に発売されたロッキング・オン9月号には、伊藤政則氏によるロブ・ハルフォードの最新インタヴューが掲載されている。
このインタヴューでロブは、「ほとんどはファンタジーで、中には実際のことが題材になっている曲もある」という今作の歌詞や、タイトル・トラック“贖罪の化身”の主人公だというキャラクターのイラストを用いたアートワーク、そしてソングライティングにも参加した新加入のギタリスト、リッチー・フォークナーがバンドにもたらした貢献、今後のツアー活動などについて語っている。
今作がかつてなくジューダス・プリーストらしさに満ちたアルバムとなった理由を問われると、ロブは「最高のクラシックなヘヴィ・メタルのジューダス・プリーストのアルバムを作ろうというものだった」とその制作意図を明かした。
また、2008年にリリースされた前作『ノストラダムス』から『贖罪の化身』の制作に至る過程を振り返って次のように語っている。
「あのアルバムは6年前に作ったもので、あの作品から今日まで希薄になっていた、ジューダス・プリーストらしいあらゆることを再確認するような、復興するようなアルバムを作るべきだと感じた。特に“どうしようか”という話をしたわけではない。我々はそのような計画を立てたことはないんだ。一度もないよ。ただ、簡単に話したことはある。一つにはどの曲にもエネルギーをもたせようということ。そして、典型的なジューダス・プリーストのヘヴィ・メタル的な面を考えて作ろうということだ。毎日、それは忘れずにいた」
なお、ジューダス・プリーストは2010年にワールド・ツアーからの引退を表明し、2011~12年にかけて最後の世界ツアーと銘打った『フェアウェル・ツアー』を敢行した。今年10月からはおよそ2ヶ月間の北米ツアーを予定している。

『ロッキング・オン』9月号の詳細はこちらから。
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