心地よい音の響き、ビート、旋律に身を委ねる時間のかけがえのなさを本当によく知っているのが向井太一なのだと思う。アルバムタイトルが「解毒剤」を意味する『ANTIDOTE』であるのも、良質の音が持つかけがえのな…
ギターの響きを前面にフィーチャーした“ホームラン”や“サラブレッド”、エレクトロとバンドサウンドの高次元の邂逅が印象的な“死神”など、計6曲を収録したBBHFの新作EPのコンセプトは「生」。といっても、が…
コムアイが脱退し、二代目主演・歌唱として詩羽が加入して初めてのEP。ケンモチヒデフミが手掛ける詞曲はやはり非常にアナーキーでユーモラスで中毒性抜群。そんなトラックに物怖じせず、詩羽の歌は伸びやかかつし…
美しく切ない記憶を大切に仕舞い込んだ、Saori作詞の前作“Diary”とは打って変わり、“Habit”は一聴すればそれとわかるFukaseの痛烈なリリシズムが炸裂したメッセージソング。作曲はNakajin。蜷川実花による実写…
今回の新曲においても、タイトに構築された高速のダンスビートは健在、それどころか更にシャープに磨き込まれている。そして、相変わらず溢れ出る色気がすごい。また、2拍単位で細かく刻まれる鋭利なギターリフが…
1月配信の“ステレオジュブナイル”以来のシングル曲“風、花”は、ゆーまお作曲によるTVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』エンディングテーマ曲。「キック4つ打ち&ハイハット裏拍」というダンスビートのフォ…
ミュージシャンに惹かれる理由を挙げるならば、「曲が好きだから」なのは当然だが、「生き方に憧れるから」も多くの人にとって大きい要素ではないだろうか。そんなことをこのEPを聴いて思った。ロックバンドとして…
ダブルタイアップの両A面シングルには、彼女のアーティストとしてのスタンスが色濃く反映された。“菫”はくるりの岸田繁とタッグを組み制作されたバラード。ピアノとバンドサウンドで穏やかに幕を開けると、中盤…
幼馴染のMC・RYO-ZとILMARI、そして最年少メンバーでありながらトラックメイカーとしてグループの屋台骨を支え続けてきたFUMIYAの新体制で、この4月から5ヶ月連続リリースという再始動スタートダッシュを繰り広げ…
壮大なストーリーを敷いて構築されたコンセプトアルバム『EYES』とは打って変わり、この最新作はWONKの音楽が生々しい息遣いをもって生活に溶け込んでゆくようなアルバムだ。穏やかさの中に新たな決意を迸らせるフ…
吉岡聖恵ソロ第2弾シングルにして、自身初のTVアニメオープニングテーマとなる“凸凹”は、かねてから親交の深い長屋晴子(緑黄色社会)の作詞作曲による楽曲。数奇な運命とそこに息づく無垢な感情を、アクロバテ…
デジタルシングルとしてリリースされた、『Perfake Perfect』以来1年4ヶ月ぶりとなる新曲“竜巻いて鮮脳”。バンド初期を彷彿とさせる漢字かな交じりのタイトル以上に、TK/345/ピエール中野が歌と音で斬り合いな…
冴えない境遇を描いたとしてもロマンチックな物語を浮き彫りにできる底力があり、切ないトーンのメロディにも乾いたフィーリングがあるこのバンドの音楽は、メソメソした悲観主義を瞬時に粉砕する熱量の塊だ。メン…
各地の春フェスで、既にやりまくっている、東京スカパラダイスオーケストラのホーン4人が参加した、キュウソ1年4ヶ月ぶりの新曲。僕は5月7日に大阪の「OTODAMA'22」で観ました。スカパラの4人の代わりに、フェス主…
え、『KTEP』? 前作にあたる『KTEP3』がリリースされたのは2012年、当然まだインディーズで活動していた時代だ。でも、移籍→『DON’T STOP THE MUSIC』→『ACTION!』という文脈の中で考えると、今これをやる理由…
ドラマ『やんごとなき一族』の主題歌として書き下ろした “Walkin’ In My Lane”は、弾けるようなビートと、伸びやかなmiletの歌声が耳にまっすぐ飛び込んでくるキャッチーなポップソング。聴く者を大きく包み込…
昨年のメンバー脱退を経て、今年は逹瑯(Vo)が初のソロ活動を開始、ミヤ(G)はDIR EN GREYの京らと結成したPetit Brabanconでリリースを行うなど、新たな挑戦が続いたMUCC。常に刺激を求めている彼らが、新体制…
2019年の1stアルバム『Version』は、「もっと売れるべきでしょ」と思いながら愛聴した。現代ポップミュージックの緻密なサウンドデザインやグルーヴ感を踏襲して楽曲を構築しつつ、そんな音の時代性を伸び伸びとか…
フィジカルの音源作品としては、『Pale Blue』以来約11ヶ月ぶり。米津玄師のニューシングル『M八七』が、5月にリリースされた。周知の通り、表題曲は映画『シン・ウルトラマン』の主題歌として書き下ろされた新曲…
デビュー15周年イヤーを締めくくるニューアルバムのタイトルは、ストレートに『Anniversary』。自分たちで自分たちを祝し、多幸感を振りまいているようだ。冒頭の“Spark joy”“Happy”という曲名からも、彼らの…
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