リユニオンからの再出発

キルスウィッチ・エンゲイジ『ディスアーム・ザ・ディセント』
2013年03月27日発売
ALBUM
キルスウィッチ・エンゲイジ ディスアーム・ザ・ディセント
昨年フロントマンのハワード・ジョーンズが脱退してファンに衝撃を与えたキルスウィッチ・エンゲイジだが、続いて初代ヴォーカリストのジェシー・リーチがバンドに復帰するというさらなるビッグ・ニュースで驚かせた。そしてジェシーと共にツアーを行いながら通算6作目の新作を完成させ、KsEは新たな道を歩み始めた。彼らの名を世界に広めた2作目『アライヴ・オア・ジャスト・ブリージング』(02年)はジェシー在籍時の作品で、ある意味原点回帰でもある再スタートだ。

メタルとハードコアを掛け合わせたヘヴィでドラマチックなサウンドに、咆哮とクリーン・ヴォーカルのコントラストが映えるスタイルは今作でも健在だが、やはりヴォーカルが違うと印象が変わる。ハワードの屈強な声に比べると、ジェシーの声には激しさの中にもどこか繊細さがあり、メロディが際立って楽曲全体のドラマ性も増している。オリジナル・メンバーだったとは言え、ジェシーは新ヴォーカリストのオーディションを受けて見事勝ち抜いたそうで、その実力が認められてこその復帰だったのだ。メイキングのDVD付き限定盤も同時発売。(網田有紀子)
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