やっぱりいつもそばにいた

グッド・シャーロット『グッド・シャーロット・グレイテスト・ヒッツ』
グッド・シャーロット グッド・シャーロット・グレイテスト・ヒッツ
昨年デビュー10周年を迎えたグッド・シャーロットが、セルフタイトルのファーストから4作目『グッド・モーニング・リバイバル』までの代表曲を集めた初のベスト盤をリリース。ダンス・ミュージックを取り入れた4作目で大胆な進化を遂げた彼らだが、続く5作目の新作『カーディオロジー』ではその進化と初期のポップ・パンクを融合させた着地点に見事に到達していて、このベスト盤を聴いているとそれがなぜ可能だったのかが理屈抜きでわかる。学校で浮いているパンク・キッズに捧げた“リトル・シングズ”をはじめ、初期の曲は今聴くと驚くほどシンプルなサウンドだが、そこにあるメロディとメッセージの力強さはその後どんなにサウンドが形を変えても揺るがずに存在し続ける。いつだって彼らはグッド・シャーロットだったし、これからもそれは変わらない。ボートラ付きの日本盤では本編ラストの“ミザリー”の次にファーストの“ウォーク・バイ”が続けて聴けて、ますますそう感じた。世界へ飛び出すことを夢見た双子が始めたバンドは、4月のPUNK SPRINGでヘッドライナーを務めるまでに成長した。感慨深い。(網田有紀子)
公式SNSアカウントをフォローする
フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on