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約2年ぶりのアルバムにして、メジャーデビュー作品。どこまでも内省的で詩的な楽曲に抗いようもなく心と体が揺れる──そんなChevonの魅力を強く感じさせるアルバムである。中でも、新曲となる“B.O.A.T.”の突き抜け感が凄まじい。タイトルには「史上最も明るい」という意味が込められており、究極的に壮大なスケールで描くこのロックナンバーはChevonの振り切れた新境地だ。《会いに行くよ、地球より愛を込めて》と綴る歌詞は、世界の果ての深い闇にいる人にまでChevonの音楽を届けるというメッセージだと受け取れる。その本気を表現するためのこのハードなサウンドアプローチなのだろう。シンガロングの頼もしさ、光と熱の塊のような歌声、力強く駆動するバンドサウンド。まるで宇宙空間を貫くがごときヘヴィロックだ。このダイナミズムをアルバムで感じてほしい。そして先行リリースの“春の亡霊”がまた素晴らしい。後悔と諦念を行き来するような春の曲はChevonらしく、ひたすらに美しい。(杉浦美恵)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年5月号より)
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