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“センス・オブ・ワンダー”や“Starting Over”など、「好きなことを本当に諦めていいのか?」と問いかけることで、好きなものを貫きたい、好きなことを続けたい人の背中を何度もsumikaは押してきた。なぜsumikaの曲たちがこんなにも心強い味方になってくれるのか。それは、好きを貫くことにはいろんな壁が立ちはだかることも包み隠さず描き切るから。と同時に、sumika自身がその困難さを誰より理解しているからだ。《子供の遊びに見えてもいいよ/らしさを守り抜け》という歌詞は、ポケモンのゲームを題材にしたドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』のタイアップを意識してのものだが、前身バンドでの挫折があっても、音楽を諦めずにsumikaとして人気バンドに登り詰めた彼らの歴史を知っているとより心に響く。周囲からの横槍をかわして視界がどんどん開けていくような、ラストのサビに向かって盛り上がっていくアレンジも爽快。誰もが人生という冒険の主人公なのではないかと思わせてくれる、日々を楽しく彩る歌だ。(有本早季)(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年3月号より抜粋)『ROCKIN'ON JAPAN』3月号のご購入はこちら