そう、愛だ。「愛」という厄介なものに対しての強烈なオブセッションを感じるアルバムである。たとえば、冒頭を飾るポップなギターロック“アイニコイ”は、愛に隷属する人間の愚かしさを祝福する。歌詞には《ポケベル》なんてレトロな言葉も出てくるが、彼女が手繰り寄せようとしているのは未来である。愛のもとに等しく惑う生身の人間の姿に、にしなは確かに未来を見ている。(天野史彬)
「終わり」の続きの話をしよう
にしな『1999』
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ALBUM
そう、愛だ。「愛」という厄介なものに対しての強烈なオブセッションを感じるアルバムである。たとえば、冒頭を飾るポップなギターロック“アイニコイ”は、愛に隷属する人間の愚かしさを祝福する。歌詞には《ポケベル》なんてレトロな言葉も出てくるが、彼女が手繰り寄せようとしているのは未来である。愛のもとに等しく惑う生身の人間の姿に、にしなは確かに未来を見ている。(天野史彬)