硬質サウンドを高々と轟かせながら、聴く者の哀愁やセンチメントにぴったりフィットしてくるメロディをも兼ね備えた至上のロック・アンサンブル。ロック原初のヴァイタリティと、あらゆるジャンル/スタイル百花繚乱状態の2016年のシーンを震わせるモダン・ロックとしての訴求力が渾然一体となって渦巻くスリリングな高揚感―昨年の電撃復活&新曲2曲発表→ラウドパーク出演を経て、デンマークの至宝=ディジー・ミズ・リジーの実に20年ぶり新作3rdアルバムが完成! エモもラウドも凌駕する”メイド・トゥ・ビリーヴ”のしなやかなタフネス。ユニゾンで奏でるメタリックなリフと変則リズムが情熱のど真ん中を撃ち抜いてくる”ラヴ・アット・セカンド・サイト”。鳴る場所すべてをロック大平原に変えるタイトル曲”フォワード・イン・リヴァース”のスケール感……およそ3ピース・バンドが描き得るロック・マジックの極致とも言うべきあの音が還ってきた!という実感に満ちた名盤。ティム・クリステンセンのソロと並行して今後もバンド活動を続行するというDML、5月の単独ジャパン・ツアーが楽しみすぎる。(高橋智樹)