未来への道は続いている

DOES『DOES』
2014年08月06日発売
ALBUM
DOES DOES
バンド名をタイトルにする時は、何らかの覚悟がある時だ。DOESも今回は、思うところあってそうしたに違いない。これまでも『銀魂』など人気アニメのテーマ曲を手掛けて来たが、今回はスタンダードと言ってもいい『NARUTO-ナルト-』のオープニング・テーマ曲“紅蓮”入り。タイアップが諸刃の剣であることを痛いほど知っているDOESだからこそ、バンドとしてのアイデンティティを示すべく腰の入った作品に仕上げた。芯の通ったサウンドと曲は、彼等の本質である骨っぽさをダイレクトに伝えてくる。中でも氏家ワタル(Vo・G)がブログで「名実ともにDOES史上最も問題な曲」と書いた“問題”は、レゲエ仕立てで原発や戦争の問題はどこにあるかと歌うヘヴィなナンバー。それと呼応する“殺伐とラブニア”も新境地を示すソリッドな曲だし、ピカソのゲルニカをモチーフにした“ブラック・チェリー”はジワッと滲みるミッド・バラードだ。彼等は絶望的な時代に生きていることを隠さず歌うことで進む力を得ているのだ。道は未来へと続いていると歌うラストの“終わりのない歌”が希望を繋いでいる。(今井智子)
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