37年ぶりの全英アルバムチャートNo.1! ピーター・ガブリエル21年ぶりの新作『i/o』の快挙に世界中が驚いた。
ジェネシス時代の端正な物語づくり、ソロとなって“スレッジハンマー”を始めとしたヒットナンバーでチャートを跳ね回った80年代、その一方でワールドミュージックアーティストへの献身的なコミット、アムネスティ・インターナショナルを始めとした人権運動への貢献、そして“ドント・ギヴ・アップ”のような傷ついた人々への思いを込めた名曲などで多くの尊敬を集めてきた人だ。
そんなピーターがじっくりと心を込めて作った新作をこれほど多くの人々が真正面から受け止める光景は、今もロックが持つとてつもないパワーと可能性を示している。
ロッキング・オン3月号では、そんなピーターがオーケストラとともに“サン・ジャシント”“イントゥルーダー”“ドント・ギヴ・アップ”“レッド・レイン”などの名曲群をセルフカバーしたアルバム『ニュー・ブラッド』(2011年)リリース時のインタビューが載る。
楽曲への深い思い、一貫する制作姿勢を真正面から語る彼の言葉を読んでいると、改めて『i/o』が活き活きと響きだす。ぜひ読んでいただきたい。(大鷹俊一)
ピーター・ガブリエルのインタビュー記事が掲載されるロッキング・オン3月号