ロックが「楽しさ」だけでピュアに盛り上がれた特別な時期だった。
90年代のブラーvsオアシス、グランジvsブリットポップのような勝ち負けの構図もなかったし、ホワイト・ストライプスとハイヴスとマイケミとカサビアンではどれも全く音楽性が違ってたけどそこをみんな楽しんでたし、なんかほんとに「楽しい」だけでいろんなバンドに接することができていた特別な時期だったと思う。
そして、そんな00年代のロックの盛り上がりにとって最も重要だったのがロックフェスだ。
日本では98年に始まったフジロックとまさに00年に始まったサマーソニック。
この2つのフェスを通して、欧米のシーンと日本のリスナーとのリアルタイムの繋がりが一気に強まった。
コールドプレイもリバティーンズもホワイト・ストライプスもザ・ミュージックも、フジロックやサマソニのステージで初めて多くの日本のリスナーが目の当たりにしたことですべてが始まっていった。
そこから毎年、両フェスには数多くの00年代バンドが登場して浸透していったのだ。
それはそれ以前の時代にはなかった「楽しさ」の最たるものだった。(山崎洋一郎)
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