2022年洋楽ベストアルバムにLonely Pirate Committeeのアルバムを入れるべきだった!

2022年洋楽ベストアルバムにLonely Pirate Committeeのアルバムを入れるべきだった!
サブスクの時代になってほぼあらゆるアーティストの作品が世界同時で配信されるようになると、聴くのが追いつかないとはよく言われているが、それは僕らプロの編集者やライターも同じで、今頃になって去年リリースされた音源に出会って「去年のベストアルバムランキングに入れとくべきだった!」とか「もっと誌面で大きく取り上げるべきだった!」と悔やむことも多い。
というわけで、僕の中で今一番悔やんでいるのがLonely Pirate Committeeのアルバム『Too Much Fun』。
USクリーブランドの2人組で、オルタナなバンドサウンドをベースにしながら多様な音をサンプリングやアルゴリズムで生成して組み上げ、超ハイセンスで解放的で先鋭的なロックサウンドを生み出している。ソニック・ユースもディア・ハンターもスフィアン・スティーヴンスもブラック・ミディもすべて取り込んでシャッフルしてエディットしてミックスしてポップソングとして切り分けたような音楽。そのプロダクションのセンスとバランス、そして全曲メロディーが絶妙にいい。
22年ベストアルバム20位内には入れたかった!(山崎洋一郎)

ロッキング・オン最新号 編集後記より
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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