全国47都道府県ツアーの中盤戦でコロナに感染して4公演を延期、約10日間の療養をしていた宮本浩次が無事に回復して再び盛岡公演からツアーを再開した。ホッとしたと同時に、コロナとはいえやはりあのテンションとパワー、あのクオリティーと密度で全47都道府県ツアーをやるということは想像を絶するほど過酷なことであり、並外れた体力と精神力であっても55歳という年齢を考えれば大変な挑戦であるということを改めて認識させられた。
JAPANでは、長く続くツアーであることを鑑みてネタバレに注意しながら何度もレポートを展開してきたが、それぞれの書き手は具体的な情報や描写を制限しながらこのツアーから感じる桁外れの凄さをどう言葉で表現するかに悪戦苦闘している。晴れて全公演を終えてツアーが成功を迎えることを伝える記事まで、それは続く。このツアーは見届けなければならない。

インスタでは、いつものハイテンションとまではいかないが平常に戻った姿で登場してファンを安心させてくれた。ここから後半戦に向けて、宮本は我々にどんな歌声を聴かせてどんな表情を見せてくれるのだろうか。（山崎洋一郎）