Arcaの新作『KiCk i』、最高。
切り刻んだサンプリング音と痙攣するデジタルサウンドがパニックを起こしたマウスのように走り回るトラックの気持ちよさは、FKAツィッグスやビョークとのコラボで爆発してた頃と変わらないが(前作は突然のフォーク調のアルバムで驚いたが)、今作はとにかくカラフルでポップ。
延髄あたりを炭酸水で洗い流すようなヤバい快感があって、描かれる音像もパステル系の残酷さでピリピリと神経を刺してくる。
とりあえず今日はこれとOPNとLorenzo Senniをプレイリストにまとめて聴いてすっかり脳を初期化できた気分。
あさって月曜発売のロッキング・オン最新号でインタビューを掲載。(山崎洋一郎)
Arcaの新作の気持ちよさ
2020.07.04 20:50