ケンドリック・ラマーがヒップホップの頂点に立っているなら、チャンス・ザ・ラッパーはヒップホップの全く新しい扉を開いたと言っていい。
ヒップホップとしてこれまでに見たことのないライブ・パフォーマンス。
自己顕示もない、怒りの爆発もない、快楽のばら撒きもない。
その代わりに、称え合うこと、慈しむこと、苦しみのシェア、そして大きな肯定性がある。
そんなヒップホップはこれまでなかった。
ヒップホップがヒップホップというゲームから自由になった感覚。
ゴスペル的なコーラスがその先を照らしているように聴こえる。
本当に、本当に素晴らしい。胸が一杯になった。そして心の底から楽しいと思えた。
観客に真顔で「いいショーだと思う?」と何度も聞いて、少し嬉しそうな顔をするのがかわいすぎだ。
また絶対に来てほしい。
チャンス・ザ・ラッパー最高すぎる! サマソニで観た!
2018.08.19 19:02