もともと曲がないので短いステージだったが、それを不満に思う人はいなかったと思う。とにかくポップミュージックの快感原則にてらいなく忠実なメロとアレンジが素晴らしい。喉越しの悪いところがない。リアリティーは、苦味や喉越しの悪さによって担保されることが多いが、彼らはそれなしで2015年のリアルを見事に表現している。
それを可能にしているのは、メロの圧倒的なクオリティーの高さと、オーソドックスではあるが抑制の効いたアレンジだ。
その絶妙な温度感がライブだとより絶妙になる。
チケットは即日完売してしまったが、次回はもっとたくさんの人に体験してもらいたい。
