コーンが11月30日にリリースする、ダブステップDJとのコラボ・アルバム『ザ・パス・オブ・トータリティ』から、新しい楽曲。
既に公開されている“ゲット・アップ!”に続きSkillexが参加した1曲で、これもまた素晴らしい。
http://www.revolvermag.com/news/exclusive-korn-premiere-video-for-narcissistic-cannibal-featuring-skrillex-and-kill-the-noise.html
この曲を聴いて思い出したのが、90年代には映画『ジャッジメント・ナイト』のサントラがあったり、レイジがウータン・クランとジョイント・ツアーを敢行したり、ヘヴィ・ロックの新しいグルーヴを作る試みが同時多発的に発生していた、ということ。
メタルコア勢の台頭が目立つ今のシーンにあっては、今回のコーンのトライアルは一見新鮮に思えるけれども、元来ヘヴィ・ロックはこういうイノベーションを常に必要としてきた。
スタイル/グルーヴの更新がなければ一種の“伝統芸能化”が凄いスピードで進行してしまうからだ。
そういう意味でも、記念すべき通算10作目のアルバムで、彼らが最新のダンス・ミュージックに接近した意味は大きい。
画期性とある種の“議論”が巻き起こりそうな、こんなアルバムがシーンには絶対必要だった。(塩澤)