ジェームス・チャンスがもう一度観られる
2010.04.26 23:47
The XXも来日するし、ジュリアン・カサブランカスも
トータスも来る(しかも日程かぶってる!!)わけだけれど、
個人的に超楽しみな来日の話してもいいですか。
祝・ジェームス・チャンス&ザ・コントーションズ再来日!
言わずと知れたノー・ウェイヴの帝王、
酔っ払ったようなサックスで空気をぶった切る
ニューヨークの伝説。
初来日は2005年、いまから5年前でした。
代官山UNITで3デイズ、僕が行った日は菊地成孔の
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENとの共演。
チャンスは写真で見るよりもぷっくりしていたが、
サックスを吹いた瞬間にあの切れ味。
陳腐な表現ではありますが、全身の産毛が逆立つ感覚。
ファンクとパンクとジャズのあいだを行ったり来たりしつつ、
最後には全部ぶっ壊していく凄み。
もう二度と観られないかもなあ、とそのときは思った、が、
もう一度観られます。やった。
3月に廃盤音源やライヴ・テイク、
さらにコントーションズのオリジナル・メンバーによる新録も収録した
2枚組のベスト盤をリリースしていて、
(それが上の写真の『Twist Your Soul』)
そこには渋さ知らズオーケストラとのライヴ音源が収録されていたりもする。
今回の来日公演の日程は
5/19 リキッドルーム
5/21 心斎橋CLUB DROP
です。
しかも、両公演ともゲストにはフリクション。
フリクションを率いるレックはコントーションズの結成メンバーで、
チャンスの同志リディア・ランチのティーンエイジ・ジーザス・アンド・ジャークスの
メンバーでもあった。これ、まさに邂逅。
というわけでいまチャンス関係のレコードを片っ端から聴いているのだが、
聴いてると眠れなくなって困る。(小川)