現在発売中のロッキング・オン11月号では、バー・イタリアのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
●マタドール移籍後の過去2作は、連作のように捉えられるものだったと思いますが、それに対して『サム・ライク〜』をどう位置付けますか?
ニーナ(・クリスタンテ、以下ニーナ)「確実に進化してるけど、無理やり起こした変化ではなくて。それで言うならこれまでの作品通り、現時点での今の自分達がそのまま反映されてるにすぎなくて、単純に自分達の成長に伴ってアルバムのほうも進化してるってだけ。ナチュラルかつ、ハッピーな進化だよね」
ジェズミ(・タリック・フェフミ、以下ジェズミ)「意図してたわけじゃないけど勝手に進化してた(笑)、気がついたらベストスコアを叩き出してた、素の状態で最強みたいな(笑)。大満足だね。3人揃ってこんなに大満足だったことってないかも……それまではメンバーそれぞれ心残りがちょいちょいあったのが、今回はじっくり1年半くらいかけて全部そこもやりきったっていう感じがしてるんで、その爽快感たるや! これぞまさに真のバー・イタリア像って感じ。というか、それを言うならこれまで出した作品すべてに対してそう感じてるけど(笑)」
サム(・フェントン、以下サム)「確実に新しい始まりみたいに感じてる。と同時に、集大成でもある。とはいえ、そこで完結ではなくて、その先に繋げて実を結んでるのが今回のアルバムって気がしてる。そういう意味でも新たなスタート感がハンパない、物凄い手応えを感じてる。ジェズミが言ったように昨日リハーサルしながら、よりクリアにかつ伝わりやすくなってる実感があって……というか、そこが個人的にはこれまでの課題。元のアイデアは素晴らしいんだけど、今いち伝わりにくいっていうか、その世界に入り込むには受け手に若干の集中力を要求する感じというか。それが今回のアルバムに関してはそこが直に伝わる感じ。単純にタイト、かつ一皮剥けた表現になってるなってことを肌で感じた。それこそひとつひとつのパートに一切無駄がないし、すべてが必要な役目を果たしてる。各々の音が明確に主張してるんだけど、悪目立ちすることもなく全体に奉仕してる感じ」
●『サム・ライク・イット・ホット』(映画『お熱いのがお好き』から命名)というタイトルは最初から紐づいていた?
ニーナ「だいぶ後になってから。3人が直感の赴くままにやってるわけだから、その直感が交わる地点を探っていったらこのタイトルに辿り着いたみたいな感じ。3人一緒に“ゾーン”に入っていったところから拾ってきたみたいな、あの映画って女性ひとり、男性ふたりのメインキャストを軸に構成されてるんだから、どんだけ完璧すぎなのよ?っていう」
(以下、本誌記事へ続く)
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