現在発売中のロッキング・オン1月号では、マネスキンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「僕たちがやっていることが新しいと感じてファンになった、という人が多いんだよね。
たいていの今どきの若い子にとって、ロックは新しい音楽なんだ」
(ダミアーノ)
ローマとつないだリモートインタビューで、画面の向こうでは、Z世代最愛のロックバンド、マネスキンのメンバーが大いに盛り上がり、親指を立てるポーズを見せる。「ああ、うん、すごくいいね!」と、ギタリスト、トーマス・ラッジが華麗ささえあるイタリアなまりの英語で賛意を示す。「それなら僕らはアイルランドに投票するよ」と、フロントマンのダミアーノ・デイヴィッドもトーマスに同調する。「大賛成だね!」
これはパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のシンガー、ジョン・ライドンが2023年のユーロビジョンにアイルランド代表として出場したいとの意向を示したことについて、マネスキンのメンバーに意見を訊いた時の反応だ。かつてセックス・ピストルズのメンバーとして「ジョニー・ロットン」を名乗っていたライドンは大胆にも、あらゆる偶像を破壊してきたパンクスが誰一人として挑戦してこなかった領域に挑戦しようとしている。
あのジョニー・ロットンがアイルランド代表としてユーロビジョンで歌を披露するというのは、ちょっとあり得ないような話だ。だが、上半身はほぼ裸のタイトなサロペットという、セクシーな衣装に身を包んだボーカルを擁するイタリア発のロックバンドが、《あんたらはタマでも触ってろ》という一節を含む楽曲を歌ってユーロビジョンを制覇するというのも、荒唐無稽さではひけをとらない。
だがこれこそまさに、2021年にロッテルダムで開催されたユーロビジョン決勝で、“ジッティ・エ・ブオーニ”(イタリア語で「黙っていい子にしてな」の意)のエネルギッシュなパフォーマンスで、マネスキンが成し遂げたことなのだ。
(以下、本誌記事へ続く)
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