雨後の筍のごとく、次々と海外アーティストの来日公演が決まる昨今。
この流れをもっと盛り上げたい!ということで、ロッキング・オン2月号では「来日アーティスト完全カタログ」と題して、2023年に来日する洋楽アーティスト情報を一望できる特集を組みました。
掲載アーティスト数は、全75組! 各公演の見どころを解説したテキストも載っています。
この特集を読めば、2023年の来日公演情報を余さず得ることができるはず! そんな意気込みで初めての企画に挑戦しました。
この特大ボリュームの特集をどう作ったのか、制作過程を綴りたいと思います!
初めに、何を掲載して、どんな特集にするのかを詰めていきます。
この時、役に立つのが手描きのラフスケッチ。「この記事は何ページで、こんな写真を使って、こんなテキストを載せたいなー」とイメージしながら、特集全体の流れを考えていきます。
まずは、今特集のメインコンテンツ「来日アーティスト完全カタログ」に向けて、ひたすら来日公演を調べてリスト化! アリーナ規模の大きな公演から、各地のライブハウスで開催される公演まで隈無く調べました。
来日公演情報が出揃ったところで、各公演をどんな大きさで掲載するか、編集部総出で議論をスタート。前回の来日時の様子や最新アルバムの内容、海外での評価など様々な観点から掲載サイズを決めていきました。
次に、各公演の掲載サイズをもとに誌面の構成を考えていきます。
各月の始まりは見開きで大きく載せたり、随所にグラビアを差し込んだりと、眺めるだけでも面白い誌面を目指して工夫を凝らしました。
そして、掲載コンテンツが決まったら、いよいよ、インタビュー取材や原稿の執筆依頼へと動き出します!
私は、今特集掲載の清水代表インタビューにて、意気揚々と一眼レフを持っていったもののピントを合わせられず……。かつてないほどに、冷や汗をかきました。
(関係者の方々には、ご迷惑をおかけ致しました)
「この初企画、読み応えありそう。イケそうだ…!」。そんな空気が編集部に流れ始めた矢先、飛び込んできたのが、さらなる“新規の来日公演情報”。
アークティック・モンキーズやエリック・クラプトン等々、見逃せない来日情報が次々入ってきたのです!
新しい公演を追加するためには、誌面の構成を練り直さなければなりません。
しかし、2023年の来日ラッシュは凄まじく、「再度、作り直すと新たな情報が来る。もう一度、作り直しても新たな情報が来る」といった状況に……。
そんな紆余曲折を経て完成したのが、昨日発売となったロッキング・オン2月号「来日アーティスト完全カタログ」なのです!
便利かつ、読み応えのある特集になっていますので、是非是非、お手にとっていただけますと嬉しいです。(平澤碧)
ロッキング・オン2月号、ご購入は以下から。
昨日発売! ロッキング・オン初企画「来日アーティスト完全カタログ2023」はこんな風に作りました
2023.01.08 12:00