デュラン、ジャム、キュアー…80sの青春万歳! 映画『シング・ストリート』のサントラが止まらない

デュラン、ジャム、キュアー…80sの青春万歳! 映画『シング・ストリート』のサントラが止まらない

ジョン・カーニー監督(『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』)の新作『シング・ストリート 未来へのうた』、いよいよ今週末公開で観るのがとても楽しみなのだが、今日発売されたサントラも最高! 楽しすぎて、朝からずっと聴いている。
マルーン5、アダムの歌う主題歌“ゴー・ナウ”が話題だが、モーター・ヘッドを皮切りに、80年代ヒット・ソングがどんどん飛び出すのがたまらないし、作中バンドのオリジナル曲もいい。

監督の半自伝的作品である『シング・ストリート』は、再びダブリンを舞台にした青春バンド物語。
プレミア上映となったサンダンス映画祭では、エンドロールが流れているうちにスタンディングオベーションとダンスで称え、Rotten Tomatoes TMでも一時は100%となったという話題作。U2のボノも公式サイトで絶賛していた。

ダブリン+ボノ+映画…といえば個人的につながっていくのは、パオロ・ソレンティーノ監督の『きっとここが帰る場所』。
トーキング・ヘッズの名曲が主題歌で、デヴィッド・バーンも出演しているが、ボノの娘イヴ・ヒューソンがカンヌ国際映画祭でレッドカーペット・デビューを果たした作品でもある。
イヴは、両親とともにNYでの生活が長いので、ダブリン訛りを忘れてしまい、地元の友達に笑われたそうだ。
『シング・ストリート』がバンドと青春がテーマなら、こちらは、バンドも青春も終わってしまったあとの物語。
年老いた伝説のロック・スターの役を、ショーン・ペンが、ロバート・スミスみたいな姿で皮肉たっぷりに演じるのが面白くてせつなくて、何度も観てしまう静かな名作。もしまだの方がいたらぜひ観てほしい。(井上貴子)

『シング・ストリート 未来へのうた オリジナル・サウンドトラック』の収録曲はこちら。
01.ロックン・ロール・イズ・ア・リスク - ダイアローグ/ ジャック・レイナー
02.ステイ・クリーン / モーターヘッド
03.リドル・オブ・ア・モデル / シング・ストリート
04.リオ / デュラン・デュラン
05.アップ / シング・ストリート
06.トゥ・ファインド・ユー / シング・ストリート
07.悪意という名の街 / ザ・ジャム
08.インビトゥイーン・デイズ / ザ・キュアー
09.ア・ビューティフル・シー / シング・ストリート
10.マンイーター / ダリル・ホール&ホール・オーツ
11.ステッピン・アウト / ジョー・ジャクソン
12.ドライヴ・イット・ライク・ユー・ストール・イット / シング・ストリート
13.アップ (ベッドルーム・ミックス) / シング・ストリート
14.ポップ・ミューヂック / M
15.ガールズ / シング・ストリート
16.ブラウン・シューズ / シング・ストリート
17.ゴー・ナウ / アダム・レヴィーン
18.アップ / ザ・スコア*
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