「印象C」のパスピエは自信に満ちあふれていた!(アルバム出ます!)

「印象C」のパスピエは自信に満ちあふれていた!(アルバム出ます!)

今回初めて東名阪で開催されたパスピエの自主企画「印象」シリーズ最新版、「印象C」。
最終日となった東京では9mm Parabellum Bulletとのガチンコだったわけだが、パスピエ、お見事だった! お世辞じゃなく、今まで観たなかでいちばんいいライヴだったと思う。

9mmが思いっきり内角を攻め込むような強烈なライヴをぶちかましたあと、というシチュエーションは普通だったらやりづらいと思うのだが、パスピエの場合はそれがエンジンのブースターになったような感じ。ステージ上の立ち位置を変えて大胡田なつきがセンターに立つようになっていたのだが、それによって動きの自由度が増した彼女のパフォーマンスは輝いていたし、逆にステージ上手に移動した成ハネも思う存分躍動できるようになっていた。あと、そのフォーメーションチェンジによってステージ左右にできたスペースに、ベース露崎とギター三澤がガンガン飛び込んで素晴らしいパフォーマンスを見せ、とサッカーの戦術解説みたいになってきたが、とにかくライヴバンドとしてキラキラしていたよ、今日のパスピエは。

余談ですが、今回なんで9mmとの対バンが実現したかというと、菅原卓郎が言っていたのだが、かみじょうちひろがパスピエの大ファンで、好きすぎて「俺がパスピエだ」と口走っちゃうくらい好きで、それがきっかけだったとのこと。ちひろとやお、両バンドのドラマー(そういやどっちもひらがな名前だ)の仲も相当深いらしく、やおはライヴ中「お互いのドラムに座りっこした」と自慢していた。楽しそうだなおい。

そしてアンコールでは成ハネが墨痕鮮やかに(意外にうまい!)書き上げた文字でアルバムタイトルを発表! 6月18日リリース、タイトルは『幕の内ISM』です。上のがジャケット。これは期待しておいていただきたい!
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