シザー・シスターズ@今日のNY TIMES一面

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日曜日のNY TIMES、アート欄の一面はシザー・シスターズ。アメリカでは火曜日に最新作の『ナイト・ワーク』が発売。ご存知のように、イギリスではファースト・アルバムが270万枚の売り上げを記録する中、アメリカは32万枚。セカンドに至ってはイギリスではほぼ1年間チャート入りし続けたのに対し、アメリカでは20万枚に届かず、という大きな格差のあるNYバンドだ。セカンドでは成功のおかげで、少しフォーカスがぼんやりしてしまったが、原点回帰となったこの3作目で、とうとう地元でブレイクを果たせるか?という内容。
http://www.nytimes.com/pages/arts/music/index.html


イギリスでより売れている理由については、「ヨーロッパでは、アメリカよりエレクトロニック・ミュージックとケバケバしたポップの受けが良いから」と分析されていて、エルトン・ジョンも「恐らくゲイすぎるのだろう」とコメント。


NYのLAXX時代ーーなつかしい!ウィリアムズバーグにあった小さいクラブで、2000年代始めエレクトロクラッシュの拠点となった場所。私もよく行きましたが、ARE WEAPONSやTV ON THE RADIOを最初に観た場所もここ。そう言えば、リバティーンズも!キャパ100人くらいかな?今振り返るとまだドロドロしていた頃のウィリアムズバーグーーを思い出して作ったというこのアルバムで、しかし彼らが自分達の”ゲイ”っぽさにまるで妥協してないことは、この堂々のステイトメントと言えるジャケットに明らかなのでは。かのロバート・メイプルソープが撮影したバレエ・ダンサーPeter Reedの写真(94年にAIDS で亡くなっている)。バンド・メンバーも、レーベルも全員反対したそうだが、ジェイクが絶対にこれだと言って譲らなかったそうだ。


例えばLADY GAGAや、アダム・ランバートなどの登場で、アメリカ・ポップ・シーンの波が少し変わったかもしれない。だから、「もしかしたら」今度こそアメリカでブレイクするかも。


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