デヴェンドラ・バンハートが11時に終わった後、タクシーで急いでバワリー・ボールルームに向かった。ダーティー・プロジェクターズのNY４日間公演最終日。チケットは売り切れていたが、やっぱり入れてもらえた！そして入った瞬間なんとデヴィッド・バーンが。その笑顔まで含め全身クリーニングおろしたてのようなシャッキとした清々しさに、思わず目があって思わず「こんにちは！」と言いそうになってしまった。言わなかったけど。


ライブは始まっていなかったので最初から観られた。相変わらず裏表かまたは上下逆かというような不可解なギターを弾きながらも、ラジオのヒット・ソングを歌うように奏でられるそのハーモニー。思い切りエクセントリックなのに、思い切りポップ。CDで聴いても驚きのその組み合わせだが、それを目の前でやってのけられるとそれは本当にマジカルな体験に。新作が出来た後に初めて観たライブで最初の音が出た瞬間に感じた新鮮な感動は、この日のライブでもまだ同じように新鮮なままだった。


インターポールのダニエルも観に来ていた。いつ見てもステージに立つ時と同じようなスーツを着ている。ポールはソロ・ツアー中だけど、バンドのアルバムは来年出る予定のはず。


この日は４日目ということもあり、スペシャル・ゲストが登場！TV出演で共演した、THE ROOTS!!!と予想通りのデヴィッド・バーン！それじゃなくても熱狂の会場に割れんばかりの喝采。ダーティー・プロジェクターズはじめ、グリズリー・ベア、アニマル・コレクティヴなどのブルックリン・バンド。今年１年をいい年にしてくれてありがとう！と今改めて思う。