カルロス・サンタナが45年ぶりにオリジナル・メンバーで再結集+『サンタナIV』を発売。記者会見に行って来た

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カルロス・サンタナが、なんと45年ぶりにオリジナル・メンバーでアルバムを制作。その名も『サンタナIV』。発売直前に、NYで記者会見を行った。今は全米ツアー中。

記者会見に登場したのは、サンタナ、ニール・ショーン、グレッグ・ローリー、マイケル・シュリーヴ、マイケル・カラベロだ。

さっそく司会者になぜ45年もかかったのか?と聞かれ、グレッグ・ローリーは、「時間がかかったということではなく、起きるべきことは、起こるべき時に起きるものだから」と、これは自然の流れだったと答えた。

また今回の制作を企画したニール・ショーンは、そのいきさつについて、「サンタナの近所に住んでいたので、4年くらい前からレストランに行っても、道ばたでもしょっちゅう会うようになったんだ。サンタナは僕が後を付けているんじゃないかと思ったようだけど(笑)。いや、実際そうだったんだんだけど。僕としては、ここで自分にとってのすべてが始まった場所に戻って、みんなと演奏してみるのが良いように思えたんだ。一周するような感じでね」と答えた。

サンタナは、「こんなに間が空いたとはまるで思えなくて、『1、2』と言った瞬間にすべてが戻って来た。感動的だったし、幸せだったし、みんなが最高の状態で参加してくれたし。おかげで最高の曲と最高のアイディアが生まれた」と語っていた。

また、先に発表されたシングルの“エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー”を初めて聴いた時の感想について、サンタナは、「一瞬で17才に戻ったようだった」と答えている。「マイケルの車に乗って、街を駆け抜けた時の気持ちを思い出したんだ。僕らのいた場所から1、2ブロック先の所では同じ時期に、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズ二アック、ビル・ゲイツ、ポール・アレンっていう4人のオタクの天才がいて、未来を夢見ている時だった。そして僕らはその時、いつかクリームとジミ・ヘンドリクスとスライ・ストーンと一緒に演奏ができたらいいなあと夢を描いていた。だからこの曲を聴いた瞬間に、その時の僕らの夢、僕らが夢に描いたことを思い出した。それに僕は、その後も17才の時のそのイノセンスを永遠に失いたくないと思っていたからね。それがその後永遠に演奏する時の僕のモチヴェーションとなり、基本姿勢であり続けたから」と。

またサンタナはこの日、「ステージに上がったら、必要とあらばここで死んでも良いという覚悟で毎回演奏している」など、数々の明言を語ってくれたので、いちいち感動した。

この続きはこれから発売のロッキング・オン6月号でも書かせていただく予定。

『サンタナIV』日本盤についてはこちら。
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=2429&cd=SICP000030931
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