「ボウイが愛した日本のスタイル、日本が愛したボウイ」BBCニュース記事全文訳

「ボウイが愛した日本のスタイル、日本が愛したボウイ」BBCニュース記事全文訳
BBCニュースが配信した「ボウイが愛した日本のスタイル、日本が愛したボウイ」という記事がBBCジャパンのサイトで全文訳されている。
いつか訳そうと思っていたのだけど、あまりに長文だったので、あとで……と思っていたら、BBCジャパンのサイトが掲載していた。
こちら。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35332847

山本寛斎、布袋寅泰がBBCのインタビューに答え、矢野顕子、坂本美雨のツイートなどが紹介されている。

ちなみに、坂本龍一はFact誌でボウイとの思い出を語っている。
http://www.factmag.com/2016/01/13/ryuichi-sakamoto-david-bowie/

このインタビューは元々、坂本龍一が『レヴェナント:蘇りし者』の作曲を手がけているため行われる予定だったということだが、インタビューのスケジュールが、ゴールデン・グローブ賞の翌日でボウイが亡くなった翌日でもあったため、必然的にボウイについて聞いている。以下抜粋。

●亡くなったのを知ったのはどこでしたか?
「昨日の夜、賞の後で」

●最初に何を思いましたか?
「信じられない、だった。実際今もまだ信じられない。とりわけ、新作が2日前に出たばかりだったし。今日の朝アルバムを全曲しっかりと聞いてみたんだ。でも、彼の声は、癌患者のものとはまるで思えなかった。僕自身それがどういうものなのか知っているからね。僕は2年前癌になったので、それがどういうものなのか分かっているんだ。だからどうしても納得できない」

●『戦場のメリークリスマス』での経験はどのようなものでしたか?
「僕は俳優をやろうとは思っていなかったし、あれは僕が初めて俳優として参加した作品でしかもそれがデヴィッド・ボウイとの共演だった。さらに、映画の音楽を手がけるのも初めてだったから、あの作品では初めてのことを同時にふたつ経験したんだ。デヴィッド・ボウイとは、1ヶ月間毎日一緒に仕事をしていた。すごく小さな島で、1ヶ月も毎日ね!」
「それは素晴らしい体験で、彼は本当に良い人だった。すごく単刀直入な人だったんだ」
「島には、プールとレストランしかなかったから毎日一緒に過ごしていた。それ以外やることがなかったんだ」

●音楽について話しましたか?
「話さなかったんだ。まだ音楽を作り始めていなかったし、僕は演技に集中していた。それに、デヴィッドに音楽について聞くのは気が引けたんだ。彼も演技に集中していたからね」

●ミュージシャンがふたり演技に夢中という状況も変ですね。
「でしょ、変だよね」
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