この対バンツアーが観たい
2010.02.03 20:00
まずは、語感がもういいGirlsとDum Dum Girlsのツアー。
Dum Dum GirlsはSUB POPの新人で女子4人組。Girlsが50年代クラシック・ポップへのオマージュを含むなら、彼女たちは60年代ガレージへのリスペクトという感じ。
クラシック・ロック/ポップからの「引用」は、CDが一挙に普及した(そしてさまざまな廃盤アナログがCDで復刻しふたたび店頭に並んだ)90年代に全世界的に開放された(そ「すべての音は目の前にフラットに存在する」というサウンド・デザインだったわけだけど(それまでは「引用」ではなく、「伝承」だった。ちなみに、これが日本だと渋谷系)、現在の世代がどのような理路を背景に「導入」しているかはまた別なのだろう。たとえば、そこには、「いまはもうなくなったものへの想い」という、言い換えれば、「今へのぬぐいがたい嫌悪」のようなものが潜んでいるような気がする。つまりは、喪失感でありながら、それはただの後退ではなく抵抗でもあるというような……。
それはまたあとで考えてみるとして、もうひとつは、Major LazerとYeasayerと、Sleigh Bells!!! 音バラバラ!!!
今一番気になっているSleigh Bellsがこのような対バン企画で観られるとは!
観られないけど興奮。
写真はDum Dum Girlsの7インチ「Jail La La」。