坂本真綾の歌はいつ聴いても素晴らしいが、冬に聴く坂本真綾は格別だ。
澄み切った声が、さらに凛とする。
冬に行われる彼女のツアーにはなんとなく何度も足を運びたくなる。

アルバム『FOLLOW ME UP』を引っさげてのツアーの3本目であった今日。
アルバムの曲はもちろんその他にもたくさんの曲を聞かせてくれたが、この人の歌は確実に年々進化している。
「曲のセンチメントのど真ん中」を射抜く力というか、曲をドラマチックに仕上げる魅力というか、ひと言で言うなら、半端じゃなく歌がいいということなんだが、とにかく。
年齢と経験を重ねていくことで歌がさらにピュアになっていく。
ピュアに、かつ深くなっていく。
それは本当に凄いことだし、本当に素晴らしいことだと思う。

聴きたい曲もやってくれたが、その曲がなかったとしても僕は同じことを書いていると思う。

とてもいいツアーになりそう。また行きたい。