五十嵐隆の、一晩限りのNHKホール公演がさっき終わった。
本当はすぐにブログをUPしたかったけど、ライヴ中に携帯が死んでしまって会社から書いている。
ステージで演奏している3人が、五十嵐隆、キタダマキ、中畑大樹だということが、ドラマチックな演出で明かされた時、会場の全員が叫んでいた。
顔を覆って、泣きだしている人も何人もいた。僕も視界がぐにゃりとなった。それくらい劇的な瞬間だった。
セットリストには、Syrup16gの曲がたくさん入っていて、それとは別に、3人が演奏した「新曲」もたくさんあった。
止まっていた時計が、また動き出したのかもしれない。でも、一夜限りの夢なのかもしれない。
目の前の現実が何なのかわからないまま、最高の2時間が過ぎていった。
結局のところ、五十嵐隆はこれからのことは明言しなかった。
でも、彼が全身で表していたのは、自分が再びステージに立てたことと、それを支えたすべての人への真っ直ぐな感謝だった。
それを共有できただけでも、今日は忘れられない一日になった。
でも、もちろん、彼のこれからに期待する気持ちは、自分の中に強く渦巻いている。
ライヴの詳細は、5月末のロッキング・オン・ジャパンで書きます。
写真も貴重なものが掲載できるはず。ぜひ、お楽しみに。(松村)