今日はSuperfly@さいたまスーパーアリーナへ。
圧倒的な歌の力でアリーナを酔わせた3時間だった。
そもそもデビュー5周年を祝うライブだけにヒット曲のオンパレードなのだ。
そりゃ楽しくないわけがない。
ステージングや映像とのマッチング、照明の仕掛けはど派手ながらシンプルな印象だったが、それもきっと越智の歌を際立たせるために計算されたものなのだろう。
そして、実際、そんなスタッフの思いを受け止めて歌う越智の歌声自体が最高の演出になっていた。
彼女の声に乗ったエモーションによって、オーディエンスは喜び、微笑み、踊り、感傷的になる。
それはただスキルやテクニックがあるだけでなく、歌うことと人と接すること、つまり生きることとがイコールで結ばれているシンガーにかできない濃厚なコミュニケーションだ。
彼女の歌声とオーディエンスの間には他に何もなく、あの広い会場においてなお1対1の関係を築き上げてみせる越智はその人間性も包み隠さず歌に乗せているようだった。
そして、その姿はたまらなくチャーミングだった。
素晴らしいライブを見せていただきました。
とても幸せで、帰りの道が大渋滞であることも全然気になりません、はい。(小柳)