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    吉井和哉と紫陽花、bridge取材裏話2

    吉井和哉と紫陽花、bridge取材裏話2

    《僕らが描くのは点描のしくみのような/紫の朝日の赤と青の結晶》という歌詞が“点描のしくみ”にはある。
    以前のbridgeのインタヴューでも、赤の吉井和哉とか青の吉井和哉とかいった話題が何度か出てきていた。ピンクと青と紫と、土の成分によって微妙に変化する紫陽花は吉井和哉に似合っている花なのかもしれない、と珍しい紫陽花とのツーショットの撮影中に、思ったりした。
    現在発売中のbridge、インタヴュー、写真ともに大好評なのでぜひチェックしてほしい。


    また、bridgeインタヴューの時には、まだカップリング楽曲があがってなかったけど、“海へいこう”“ロックンロールのメソッド”という、出来たての2曲もすばらしい!
    次号JAPANの山崎インタヴューではこのカップリングについても触れています。

    戦争の血のにじんだ傷跡をエメラルド色の海で洗い流しにいこう、と歌う“海へいこう”は、8月の日本で聴くとたまらないものがある。とてもヘヴィなのにキラキラした透明感のあるサマー・チューン。吉井和哉にとって「夏」は決して楽しいだけの季節ではなく、いろいろな深い思いを抱えていると言う。だから、いわゆるサマーチューンから連想される爽やかで弾けた楽曲とは違った、独自の夏の歌が生まれる。
    『鍵泥棒のメソッド』にひっかけた“ロックンロールのメソッド”は、彼なりのロックへの新たな決意表明だ。(つづく)
    (井上)
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