後出しジャンケンみたいで恥ずかしいが、去年の春くらいにYouTubeで“step”のMVを見つけたときに、きっとこの先彼らの音楽は広まっていくだろうなと思っていた。ボーカロイドの影響を色濃く反映したダンスロックという音楽性は、今まさに求められている空気感があったからだ。
だけど、その拡散スピードは想像よりもずっと速くて、「そのうち広まっていくだろうな」なんて呑気に構えている場合ではなかった。
というわけで、この波を逃すまいと記念すべき1stワンマンライブを渋谷Milkywayで観た。
ライブを観て感じたのは、どの曲もとにかく反射神経で踊れるように作られているということ。既発曲でのフロアの一体感も凄まじかったが、“トンツカタンタン”を披露したあと、本編ラストの2曲を未配信の楽曲で畳みかけても、右肩上がりに観客のボルテージが上がったままライブを駆け抜けていったのが印象的だった。「ただバズった曲があるバンド」なんかではなく、クレイジーウォウウォ!!の楽曲にはもれなく観る人を巻き込む力があると見せつけられた。
8月には東名阪ツアーと、東京公演ではメンバーのルーツでもある夜の本気ダンスとの対バンも発表された。これからの動向にもますます目が離せない。(有本早季)
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