初ワンマンということは、サバシスターのことが大好きな人しかいないわけで、ワンマンということは時間がたっぷりあって全部の曲(幻の“メジャーデビューのうた”まで聴けた!)が聴けちゃうってわけで、それはつまりめちゃくちゃ最高ってことだった!
パフォーマンスには23会場の重みが確かに乗っかっていて、飛んだり跳ねたりもつれあったり「よしよし」したりたまにはしんみりしたりしながら、なんだか体の内側からほっこりと力が湧き上がってくるようなライブで。アンコールで披露された新曲“ハイエースナンバー”に刻まれたこのツアーの思い出が心にみしっとめり込んできて、サバシスターからの「ありがとう」に対して、客席からの「ありがとう」としてめいっぱいの大きな声を返したくなった。
なちが「いつかMステ出たり武道館に立ったりしたときに、クアトロにいたんだよって自慢できるような日にしたい」と言ってたけれど、きっとそう遠くない日に自慢できるようになると信じてる。どこまでもぐんぐん今日もゆくサバシスターに一生ついてゆく!(畑雄介)
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